クリームシャンプーの選び方-カチオン界面活性剤について-

情報のまとめ「調べてみた」

前回のブログで湯シャンの取り入れ方について書いたのですが、そのブログを書きながら

クリームシャンプーの選び方について知りたいなと思ったので、今回はド文系な私でも分かるように

まとめてみたいと思います!

いろいろ調べながら一番気になったこと

「クリームシャンプーの選び方」などと検索すると、たくさんの方が詳しくまとめられたものが

出てきます。

どんな仕上がりが好みなのかなどによって使われている成分を選びましょうということや、

その成分についての詳しい解説なども載っています。

様々なものを読みながら、私が一番気になったのが頭皮への残留成分についての事です。

私は現在、前回ブログにも書いたように、湯シャンの合間の穏やかに髪と頭皮を洗うということを

目的にクリームシャンプーを使っています。

頭皮や髪がより良い状態になることを目指して使っていましたので、刺激になるものが頭皮に残る

というのは正直初めて知りましたし、「なんだって😱!?」という気分です。

私はそんなに皮膚は弱い方ではないと思っていますが、気をつけた方が良い成分があるなら知っておきたいと

思いましたので、今回は残留しやすい成分

カチオン界面活性剤

に焦点を当てて、調べていきたいと思います。

カチオン界面活性剤とは

まず界面活性剤とはなのですが、シャンプー、トリートメントに入っている物に特化して説明してみます。

AIによると、シャンプーの界面活性剤は、本来混ざり合わない水と油(皮脂汚れ)を混ぜ合わせ、

汚れを洗い流すための洗浄成分とあります。

髪や頭皮に付いた皮脂やスタイリング剤などの油汚れを、水に馴染ませて洗い流しやすくしています

また、トリートメントの界面活性剤は、静電気を防いで「サラサラ」や「まとまる」仕上がりにしてくれて

います

そして、そういった効果をトリートメントにもたらしてくれているのが、カチオン界面活性剤です。

指通りをよくしたり、髪を柔らかくまとまり良くするという目的のために使われているので、

シャンプーよりはトリートメントコンディショナーリンスインシャンプー

そしてクリームシャンプーに配合されていることが多いようです。

種類が色々あるカチオン界面活性剤

カチオン界面活性剤にはいくつか種類があります。

分類としては、

  • 第4級アンモニウム系
  • 第3級アミン系
  • アミノ酸系

この3つに分類されて色々な成分があります。

トリートメントに使われる主な成分として以下のようなものがあります。

第4級アンモニウム系第3級アミン系アミノ酸系
ベンザルコニウムクロリドステアラミドプロピルジメチルアミンココイルアルギニンエチルPCA
セチルビリジニウムクロリドべヘナミドプロピルジメチルアミン
ステアルトリモニウムクロリド
ステアルトリモニウムプロミド
セトリモニウムクロリド
ベヘントリモニウムクロリド
ステアルトリモニウムサルフェート
セトリモニウムメトサルフェート
ベヘントリモニウムメトサルフェート

トリートメント容器などの裏面にある配合されている成分の中に書かれているのは、

上記のような成分名になります。

入っているメリットデメリット

メリット(効果)

  • 殺菌、防腐効果
  • フケやかゆみを防ぐ
  • 消臭効果
  • 柔軟性保持、帯電防止効果
  • 手触り指通りが良くなる

デメリット

  • メリットにあるように手触りなどは良くなるが、髪の補修作用があるわけではない(髪の状態は変わらない、あくまで表面に付着しているだけ)
  • 皮膚刺激がとても強い(化粧品の配合制限リストに載っている成分もある)
  • しっかりと付着するので頭皮に残りやすく、毛穴詰まりを起こしたり、髪に蓄積するとキューティクルが傷付き内部の水分や栄養が流出してダメージとなる

髪の状態に合わせたカチオン界面活性剤の選び方

どんな物でもそうかも知れませんが、メリット(効果)の強い物ほど、デメリットも強くなりますし、

デメリットが弱いものを選べばメリットも大きくは享受できないということになります。

カチオン界面活性剤の種類によって、特徴は異なりますのでご自分の状態に合わせた選び方を

まとめていきます。

ダメージが強い方は第4級アンモニウムのクロリド系

カチオン界面活性剤の覚えやすい点は、名前の語尾が同じという事です。

カラーやパーマを繰り返していてダメージが強く気になる方は、語尾にクロリドと付く成分が

配合されたものが帯電防止効果があり、パサつきを抑えて髪の毛の状態を整えてくれます。

ただし、デメリットにも書いたように髪の毛の補修効果があるわけではないですし、刺激が強いので

頭皮や体に付かないように注意して使用します。

ほどほどのダメージでできるだけ頭皮の刺激を抑えたい方は第4級アンモニウムのサルフェート系

カラーなどはしているけど、そこまでダメージは強くないという方には、第4級アンモニウムの中でも比較的

刺激が穏やかな、語尾がサルフェートとある成分の物を選ぶと良いでしょう。

こちらは、アウトバストリートメントにも配合されている事があるようです。

ダメージがそれほどなく、頭皮のことを第一に考えるなら第3級アミン系やアミノ酸系

カチオン界面活性剤の中でも刺激が弱い第3級アミン系やアミノ酸系は、帯電防止作用や髪の毛を手触り良く

仕上げる効果はその他のものより低くなりますが、ダメージが少ない方には良いのではないでしょうか。

低刺激であることと仕上がりの良さを天秤にかけた時、そこまで仕上がりを重要視する必要はないので、

お肌に優しい選択をしたいですね。

そもそもクリームシャンプーとは頭皮を洗うものなのか、髪を洗うものなのか

「シャンプー」という名前だと、私はつい頭皮を洗うものだと思ってしまいます。

実際私が今使っているクリームシャンプーも、使い方としては

「適量を頭皮から毛先へ伸ばし、シャンプーをするように指の腹で頭皮全体をマッサージする」

とあります。

その後、2〜3分置いて充分にすすぐというのが説明書きにある全ての工程です。

またクリームシャンプーの中には、シャンプーに使われている洗浄成分(界面活性剤)を配合することで、

洗浄力を上げている物もあります。

主な洗浄成分として、

  • ステアリン酸グリセリル
  • ラウリン酸ポリグリセリル-10
  • ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル
  • トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル
  • トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル
  • アルキルグルコシド

などがあり、私のクリームシャンプーにはトリイソステアリン酸PEG-20グリセリルが入っていました。

ですので、シャンプーとしての洗浄機能もあるわけですが、認識としてはトリートメントの部類に近いんだなと

今回色々調べて思い直しました。

カチオン界面活性剤は、4種類ある界面活性剤の中で一番刺激が強いのだそうです。

とはいえ、必要だから配合されているのであり、適切に使えば人体に影響なく効果を出せる必要最低限の量が

きちんと定められて配合されていますから、過度に心配する必要はないでしょう。

ちなみに今まで、説明書きにある通りクリームシャンプーをつけて頭皮マッサージもしていましたし、

数分置いて流していましたが、頭皮や体に何も問題は起きていません。

肌が弱かったり敏感な方でなければやはり、説明通りに使っても問題は無いという事なんだと思います。

できるだけ残らないようにする方法は?

それを知った上で、でもできるだけ頭皮に優しく刺激にできるだけ触れないように使いたいと思うわけです。

ポイントは肌につかないようにする事と、丁寧にきちんとすすぐ事です。

私は、今後は頭皮に揉み込んだり、そのまま数分置いたりするのは控えようかなと思っています。

髪の毛をメインに洗うように塗布し、しっかり充分にすすぐ際にはそのお湯が顔や体にできるだけ

付かないようにし(頭を下に向けて流す)、その後顔や体を洗うというようにしようと思います。

最適な髪と頭皮の洗い方とは

今回、この記事を書くにあたり色々と調べて感じたのは、

「頭皮はシャンプーで洗うのが一番良いのかも知れない」

ということです。

過去に何かで「シャンプーの洗浄力は強い、トリートメントの界面活性剤で洗えば強すぎない洗浄力で洗える」

というのを見たことがあって(リンスでシャンプーということでリンプーとも呼ばれていたような)、

時々トリートメントで頭皮や髪を洗っていた事があるのですが、あまり良くなかったな(汗)

という気がしています。

湯シャンがしっかりできるようになれば、頭皮の状態や皮脂バランスも落ち着いてきて頻繁に頭を洗う必要は

なくなるわけですが、そうなるまでの間、頭皮を洗いたいなという日はシャンプーで洗う、

髪だけを洗いたい(髪に付けたスタイリング剤を落としたい)日はクリームシャンプーで洗うというのが

最適なのかなと現時点では思っています。

適材適所の物を選ぶ

私はブリーチを繰り返しているので、いわゆるハイダメージ毛の部類だと思います。

そういった髪の毛の場合、これ以上傷まないようにするために髪の毛が絡まないようにするとか、

キューティクルを保護したり閉じてあげるようなケアが必要になります。

つまり、ブリーチやカラー、パーマなどの加工した髪には、それなりに加工されたケア製品が必要

だという事ですね。

加工した髪に、湯シャンのようなナチュラルなケアのみというのは無理ではないのかもしれませんが、

いろいろとハードルは高いのではないかと思います。

だから、自分の髪の状態に合わせて洗浄したりケアする製品を正しく選ぶ大切さを今回感じました。

私は現在の自分の髪の毛に対して、手触りなどにさほど不満は無いので、第3級アミン系のクリームシャンプー

にチャレンジして、今使っているクリームシャンプーと色々比較してみたいと思います。

ちなみに今使っているクリームシャンプーには、ベヘントリモニウムクロリドが配合されていました。

ただ、表示順は8番目でしたのでメインで多く配合されているのではないかもしれませんが、

今後はしっかりすすぐということも今まで以上に意識しようと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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